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高い買い物?

それどこ大賞「買い物」

私は一点物に弱い!
色々な町の商店街や旅行先、散歩中に変わったお店や雰囲気の良いお店を見つけると入りたくなる。
入って何も気に入った物がなければ直ぐに帰るが、ちょっとでも気になる商品があるとついつい時間をかけて見てしまう。
時間をかけるとそのまま帰れなくなる。
何か買わないと悪いかなぁ~と思ってしまう。

この性格はコンビニに行っても同じで、目的の物がないときだけは何も買わずに帰れるが目的もなく入ったら買わずには帰れない。そして一個だけ買っても帰れない。ついつい何個も買っては反省する毎日です。

洋服は見るのも好きなのでついつい長居をしてしまうと色々買ってしまう。
今いらない物を買ってしまう。
今着ない。何時着るのかな?と思うのを良く買う。
買うときは色々自分に言い訳をして買う。
何のために言い訳が必要かも分からないが、色々考える。
洋服は一点物が好きでサンプルだったり、ファションショーで着たものが特に大好きなのです。
家に背の高い人は誰もいない!
なのに変わった物が大好きなのです。

娘や息子に何回か一点物を買って帰っては怒られる。誰が何時着るの!と。
確かに!言われる通り。
でも、見てるだけで嬉しいのです。
この性格は着物好きにも繋がる。

実家では母が和裁も洋裁も何でもでき、親戚が呉服を扱っていたので着物に沢山触る機会が多くて目利きだけはできる。そのため良い生地が好きなのと一般的な着物はあまり好みではない。
着物が大好きなのだが、反物を例えば30万円で買っても、湯通し、仕立て、裏地で6万円はする。
他に帯、帯揚げ、帯締め、襦袢、半襟、襦袢の仕立てと襦袢の裏地。
なんやかやと、あっと言う間に100万円になる。
まさかと思うと思いますが、良い帯を1つ持つと何でも合わせられるよ、と言われ買ってはみたものの全部の着物に合うわけではない。当たり前の話だが。
そうなると帯が高いのだ。
着物より帯は高い物が良く似合う。

着物を沢山安く買えるにはどうしたら良いか若いときに考え、そうだ!自分で縫えたら安い!と安易な考えに落ち着いた。
毎日近くのお針をする人の所に通った。
その頃私は遅くても3日で一枚着物を縫い上げた。
家にあった反物は直ぐに着物になり、反物がなくなったので、親戚の叔母に頼み叔母のお店の仕立て物を毎日仕立屋さんの様に縫った。
先生は当時、浅草の仕立屋さんのお針子として住み込みで腕を上げた人なので驚くほど速い。
背縫いは着物なので身長とおはしょり部分を足したのが丈になるため長いのだが、それをあっと言う間に手で縫ってしまう。ミシンより速いと思った。
最初に見たときは感動した。
こんな職人技があるんだと驚いた。
丈を長くもって直線縫いで針を持つ方より着物を持つ方を動かして一瞬で縫う。
先生は腕が良いので呉服屋さんでも高い着物の仕立てばかりがくる。
訪問着か留袖ばかりだった。
当然、柄合わせがある。
裁断もあっと言う間に終る。
私は怖くて、何回も柄を合わせて間違いがないか確かめてからハサミを入れる。
洋裁と違って1回ハサミを入れたら終る!
着物は織るときに柄の場所が決まっていて間違いがないのだ。だから呉服屋さんで反物で着せてもらう時に綺麗に柄が合わさって仕立て上がりが分かりやすい。
その代わり一旦切ってしまったら大変。右と左と違ったら柄が合わなくなり、その着物と同じものがあれば反物を買って仕立て直す。同じ物が無い場合は謝るしかない。勿論、反物の代金を支払わないといけない。何十万又は100万円以上の物になる。
着物の裁断は一番気を使う。
そんな環境の下に育ってしまったので、着物は縫えるが目利きだけができるようになったので安い着物には興味がない。

先生はその頃で毎日留袖一枚仕上げていた。襦袢は弟子が縫うので月に40万円も働いていたと思う。男性が20万円稼ぐのが大変な地方ですからボーナスなくても充分裕福だったと思う。

私はのんびり実家から通い2年半も親からお金を貰ってダラダラお針子生活をしていた。

目利きができると思うのと高い物しか目に入らず、兎に角高い物が好きなのだ。
しかも普通に生活するのには必要の無いものが大好きなのだ。
着物、宝石、家具類、食器、照明。
特に高いものじゃなくても生活はできるがとても高い物が好きで、見てると幸せなのだ。

今まで私は着ない着物や身に付けない宝石、使わない食器にどれくらいのお金を使ったのかと考えると恐ろしくなる。最近はようやく着物も着て、食器も使うようになった。

だか、まだまだ使っていない物で家は溢れている。
でもそれを見ていると幸せだ。
このまま反省が足りず一生が終わりそうだ。

買い物は買うものを決めた時しか行かないようにしないといけない。
毎回買う度にそう思う!